実践ガイド

2026 OpenClaw マルチノードデプロイガイド:MeshMac クラスターでのインストール・設定とタスク状態同期

2026年3月10日 Meshmac 専門チーム 読了目安 8分

小チーム・多ノードでリモート Mac を運用する方向けに、OpenClaw を MeshMac クラスターに導入するインストール・設定・タスク状態同期の実行手順とよくあるエラー対処をまとめました。前提条件、クラスター・ネットワーク要件、タスクキュー/状態同期の設定、トラブルシューティング、チーム協調との連携を解説します。OpenClaw 入門多機協調の概要も参照ください。

マルチノードの前提条件とインストール手順

複数ノードでは同一 OS・同一 Xcodeを揃え、各ノードで SSH を有効にし内網から相互アクセスできるようにします。

  1. MeshMac で複数 Mac ノードを用意し、OS と Xcode を統一する。
  2. 各ノードに OpenClaw を同一バージョンでインストールする。
  3. State Server を立てる 1 台を決め、そのノードで State Server を起動する。
  4. 他ノードのエージェントが State Server のアドレス・ポートで接続できるように設定する。
  5. 全ノードで YAML プロファイルを同一内容で配布する。

クラスター設定とネットワーク要件

クラスター内は低遅延・安定した内網(推奨 10Gbps)とし、gRPC 用ポートを全ノードで開放します。State Server ノードへ他ノードから確実に到達できるようにし、ファイアウォールで gRPC を許可、ノード間の名前解決(DNS または /etc/hosts)を統一します。

タスクキュー・状態同期の設定方法

State Server を 1 台で起動し、全エージェントを gRPC で接続します。タスク・実行状態は共有ストアに集約され、ノード障害時も他ノードが引き継げます。確認項目は下表のとおりです。

項目 確認内容
State Server 起動済み・ポート開放・他ノードから到達可能
gRPC 接続 全エージェントが State Server に接続済み
YAML プロファイル 全ノードで同一内容を配布
分散ロック 同時書き込み時の競合が発生しないこと

よくあるエラーとトラブルシューティング

  • 接続拒否:State Server 起動・ポート開放・ファイアウォールを確認する。
  • タイムアウト:ノード間 ping/traceroute、gRPC ポートの到達性を確認する。
  • 状態が同期しない:全ノードの YAML 同一性と State Server 接続、ログの gRPC エラーを確認する。
  • タスクが引き継がれない:分散ロック・タスクキュー設定を確認し、1 ノード停止で引き継ぎテストを行う。

チーム協調ワークフローとの連携

マルチノード構成はCI/CD や跨時区のタスク引き継ぎと組み合わせると効果的です。ビルドジョブをキューに投入し空きノードで実行、メンテ中も他ノードで継続する運用が可能です。統一デプロイとタスクキュー同期でチーム向け手順を解説しています。

Mac と Windows の多機展開の違い

多ノード展開ではMac が有利です。Mac は SSH・リモートが標準で多ユーザー・権限隔離が容易、同一手順で全ノードにデプロイしやすくタスクキューを 1 か所に集約しやすいです。iOS/macOS ビルドは Mac 必須のため MeshMac の Mac ノードで OpenClaw を揃える構成を推奨します。Windows は RDP 中心で統一デプロイが煩雑になりがちです。

観点 Mac(MeshMac) Windows
リモート・自動化 SSH 標準、同一手順で一括デプロイしやすい RDP 中心、一括デプロイが煩雑になりがち
多ユーザー・権限 権限隔離が容易 セッション管理・権限の設定が複雑
iOS/macOS ビルド ネイティブ対応 不可(Mac 必須)
ノードと接続方式を選ぶ

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